医療

蛍光イメージングによる細胞イメージング

免疫イメージング技術というのは、簡単に言うと体の中の様々な免疫の働きを目で見て分かる形にすることを言います。
そしてこの技術が開発されることで、これまでとは違ったアプローチで病気の治療をすることが可能になってきているのです。

免疫細胞といってもその種類は一つではなくて、体の中には様々な免疫細胞が存在しています。
例えばマクロファージ・キラーT細胞・樹状細胞・リンパ球などがそうです。
そしてこれらの免疫細胞はそれぞれに違った働きをしていて、全身で非常に統制の取れた組織だったやり方で働いているのです。

しかし、免疫イメージング技術が開発されるまでは、その働きというのを視覚的に把握するということは難しく、免疫の仕組みを利用して
病気の治療に役立てようということも考えられていたのかもしれませんが、臨床の場面にまでそれが行き届くというのはなかなか難しいことでした。

免疫イメージング技術が開発されることで、それまでは考えられていなかったような、免疫システムの意外な動きがあることも分かってきています。
こうした免疫システムの動き方が判明することで、免疫の働きを治療に役立てることが可能になっているのです。

具体的にどのような病気や疾患の治療に役立てられるのかというと、花粉症やがんなどがあげられます。
花粉症の場合ですと、アナフィラキシーショックというアレルギーによるショック症状を起こさないようなワクチンの開発が進められています。

がんの場合ですと、がん細胞を壊す働きをするNKT細胞に焦点をあてることで治療を進めていくという方法の開発が進められています。
また、未だに何の治療法も開発されたいないような免疫不全症候群もあります。

現段階ではこうした病気への対抗手段はほぼゼロという状態です。
しかし、免疫イメージング技術を利用して研究を進めていくことで、こうした現段階では治療法の無い病気であっても対処法が出来ていく可能性があります。

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