医療

細胞内1分子イメージング技術とは

細胞内分子イメージングというのは、免疫イメージング技術の方法のひとつです。
免疫イメージング技術というのは体内の免疫細胞の働きを視覚的に捉えて分かるようにするための技術で、細胞内分子イメージングはその方法のひとつということです。

では細胞内分子イメージングというのは具体的にはどのような方法なのでしょうか。
それは、生きている細胞の中の分子を観察するという方法です。
薄層斜光照明といって、特別な光の当て方をする顕微鏡の開発によって、細胞内分子イメージングは可能となりました。

細胞内分子イメージングの技術によって、細胞内の分子の相互作用や時間の経過による変化などもその詳細が実際に観察ができるようになりました。
こうした観察ができるようになることで、それまでは理論上でしか考えられていなかった免疫反応の具体的な働き方が分かるようになりました。

その結果、免疫というのはそれまで考えられていたよりもうんと早い段階でその信号が伝えられており、その反応がどんどん進められているということが観察されました。
また、免疫の働きがどうやって始まるのかということも解明されたのです。

このようなことが実際に目で見て分かると、それは臨床分野でどのように活かしていけるのか?というところに直結していきます。
理論上考えられる仕組みというのはあくまで推測でしかありませんから、その確かさも低くなってしまいます。

しかし実際に観察されていて確かな仕組みが分かれば、それを利用して治療に役立てることもできる、というわけです。
ですから、このように具体的に免疫の仕組みを目で見て観察できるという方法は、免疫の働きを治療に活かしていこうという試みを現実のものにするにあたって必要不可欠の技術と言えます。

この技術の要となっているのが顕微鏡の質です。
より良く見えるようになれば、より多くの発見ができる可能性があるわけですから、それを目指して更なる改良が加えられているのです。

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