医療

免疫イメージング技術とは

生体内細胞イメージングというのは、免疫イメージング技術の一種です。
免疫イメージング技術にはこれとは別に細胞内分子イメージングという生きた細胞内の分子を観察することができる技術がありますが、生体内細胞イメージングではこれとはまた違った内容の観察をすることが可能になっています。

生体内細胞イメージングでも重要になってくるのは顕微鏡です。
実際に細胞を目で見て観察できるようにしたいので、細胞の実物をしっかりと見ることができる顕微鏡というのは、この技術においては必要不可欠の要素なのです。

生体内細胞イメージングでは、多光子励起レーザー蛍光顕微鏡という顕微鏡を使います。
この顕微鏡は、長い波長のレーザー光を当てることで対象物を見ます。
長い波長のレーザー光は組織の奥の方にまで届きますから、体の中の組織内の細胞の様子を生きたまま観察することが可能です。

細胞はその種類ごとに蛍光色素でマーカーしておけば、それぞれがどのような動きをしているかということがつぶさに観察できます。
ですから例えば「リンパ節の部分にできたがん細胞に対して、免疫細胞がどのように働きかけているのか?」といった動きを実際に見ることが可能になったというわけです。

こうした動きというのは、確かにどこかでされているのだろうということは分かっていましたが、どこでどのようなタイミングでどういった形で行われている、ということを目で見るというのは難しいことでした。

しかし生体内細胞イメージングの方法を使えば実際のところを観察することができますから、免疫細胞の働き具合などを調べることもできますし、
それに合わせた治療法を行っていくことも可能になっていくという可能性が開けます。

こうした技術が開発されていくことによって、今まで治療法が無いと言われていた病気に対抗するための手段が見つかるかもしれませんし、
既に治療法がある病気についてもより体への負担が少ない方法が開発されていくかもしれません。

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